マンチカン(マンチキン:munchkin)という猫種はどんな特徴があるのか
検索するとたくさんの情報が出てきますね。実はまだ歴史の浅い猫種なのですが、現在認知度は高くなってきているのがわかります。
とあるテレビ番組でマンチカンが紹介された事が人気のキッカケとも言われています。
マンチカンは人工的な交配で生まれた訳ではなく、自然発生的に生まれた猫種なんです。
無理に作ったのではなく、自然発生の突然変異ということです。
それまでにも短足の猫はちらほら発見されていましたが、本格的にアメリカの1人のブリーダーによって研究され始めたのは1983年頃で猫の長い歴史の中ではまだまだ浅い部類なんですね。
世界最大の猫の血統登録機関であるTICA(The International Cat Association)がマンチカンを正式に新種として認めたのは1995年ですから、本当にごく最近の事なのです。
マンチカン名は(munchkin:小人のような 小さい)という意味からきています。
猫種特有のかかりやすい疾患等はなく、比較的健康的な猫種と言えます。
マンチカンの平均寿命は10年〜13年と言われています。
ここからは私共がこれまでマンチカンと暮らしてきて思う特徴を書いていきたいと思います。
マンチカンをお迎えしたいけれど、どんな猫なの?という方のご参考になればと思います。
一部内容を除き発情前または去勢避妊後である事を前提として書いています。
猫結では適正時期に避妊去勢手術をお願いしています。詳しくはご見学時、お引き渡し時にご説明させていただいております。
◯マンチカンは賢い子が多い
日々マンチカン達と暮らしていますが、マンチカンはとっても賢い猫種だと思っています。
好奇心旺盛でちゃんと考えながら上手に遊びます。人間をよく観察していて、真似するのも上手です。一緒に生活しているといつのまにか「そんなのいつ覚えたの!?」という事が多々あります。
賢いので、躾にもよく反応し根気よく教えれば色んな事を覚え、学んでいきます。
◯好奇心旺盛で何にでも興味を持つ
新しいもの、みたことがないものに大変興味を持ちます。そこから安全を確かめてどう遊ぶのかを考えたりします。気に入ったものは自分で決めたたからものの場所に持っていって隠してしまうことも。
◯短足マンチカンは二足立ち(マンチ立ち)が得意
マンチカンの特徴でもある二足立ちができる子が多いです。キャッテリーでも仔猫の頃に練習しますが、早い子では生後1ヶ月半頃にスクッとひとりで出来てしまう子もいます(個体差があります)
◯少し怖がりな面も
大きな物音や聞き慣れない音(サイレン、雷、夏の花火大会など)に敏感で、しばらくは隅に隠れてしまったり飼い主さんの側にきて訴えてきたりと少し怖がりな面もあります。
◯お留守番が上手
飼い主さんが留守にしても静かに待つ事ができます。暴れたり、わざとイタズラをして気をひくなどの行動も少なく、落ち着いて飼い主さんの帰りを待っていることができます。
◯多頭飼いに向いている
新しく子猫をお迎えした場合でも、受け入れてくれる子が多く、むしろ寂しがりな一面があるので、お友達ができるととても楽しそうに遊びますし、大きな喧嘩になることもありません。仲良く一緒に寝たり、グルーミングしあったりと微笑ましい光景をみることができます。
短期間で仲良くなるかどうかは、最初が肝心です。飼い主さんの腕の見せ所ですね。
◯穏やかで温厚な性格
マンチカンは基本的に温厚でほとんど怒らず、あまりなかない静かで落ち着いた子が多いです。子猫の間はどの子もしっかりやんちゃですが、大人になれば落ち着いた穏やかな猫ちゃんになりますよ。
攻撃性もなくとても飼いやすい猫種だと思います。
マンチカンはとても魅力的な猫です。もっともっと多くの方に知っていただけたらと思っています。